2015年2月13日金曜日

子どもの花粉症

例年とおり花粉症の季節となりました、いまや国民の23割がスギ花粉症と推定されています。その中にあって子どもの花粉症は年々増えており、59歳児で13.7%が1019歳児では31.4%と、殆ど大人と発症率は変わりません。花粉症は若年化の傾向をたどり、子どもが発症する年齢は平均7.4歳との調査もあります。

元もとアレルギー体質で、乳児期にアトピー性皮膚炎や気管支ぜんそくの症状があると、花粉症を発症しやすい傾向にあり、また、冬生まれの乳児の場合は生まれてすぐに花粉の刺激をうけるため、他の季節に生まれた乳児より低年齢で花粉症を発症する傾向が見られるそうです。

両親のどちらかが花粉症の場合は、体質を受け継いだ子ども発症する確率は高いといわれています。ある調査では「両親がともに花粉症の子どもは43.2%」が発症し、「両親がともに花粉症でない子どもの発症率は11.6%」とのデータがあります。

子どもの症状はいろいろで、鼻水や鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみのほか、咳や鼻づまりによるいびき、皮膚のかゆみや赤みも多くなっています。専門医は「幼児が鼻すすりや口呼吸、目や鼻をこするしぐさの場合など、保護者が症状に気付くことが大切」としています。また、花粉症の症状ののため夜間良く眠れず、睡眠不足となり、翌日の活動が不活発になる原因にもなります。

花粉症は一度発症してしまうと自然治癒は難しいといわれ、乳幼児から花粉を回避する手立てが重要です。アレルギー対策でよく言われている「原因になる物質にふれない」事が予防の第一歩です。
 ・花粉情報を参考にし、外遊びや外出を避けたり、時間を調節する。
 ・外出の際、つばの付いた帽子を被り、上から降ってくる花粉が顔にかからないようガ
ードする。
 ・マスクを着用する。
 ・外出から戻ったら、家の中に花粉を持ち込まぬよう、玄関先で衣類を良く払う。
 ・花粉は重いのでした下の方に溜まります。乳児の「はいはい」や幼児など背の低い子
どもは舞い上がった花粉を吸いこみやすく、床などのこまめな清掃。


特に「床」の清掃は大切です。花粉に限らすPM2.5を含む有害な化学物質なども床付近に溜まります。PM2.5対応の高性能フィルター付き空気清浄器やReN資材などの空気質改善資材を活用し、きれいな空気質を保ちましょう。


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