2014年8月24日日曜日

家具基材(MDF)のホルム濃度(2)

このように内装材には国の規制がありますが、【家具】については国としての規制はありません。また、業界としての統一された自主規制もないと言われています。家具製造業者の中には、自社製品のホルムアルデヒド放散量を公表している会社もありますが、そのような対応しているのはごく少数にすぎません。

(一社)日本家具産業振興会では、ホルムアルデヒドなどの揮発性化学物質の放散を規制した家具につけられる「室内環境配慮マーク」推進していますが、まだその会社数は少なく業界に広がる事が期待されます。

新築住宅で引き渡し時に室内の空気質測定を行い、指針値0.08ppm以下で引き渡しても家具が入り、家具等から放散される化学物質により指針値を超えてしまいその対処や、ニオイの相談が寄せられることも、ままあります。

欧米諸国からの輸入家具や東南アジア製の家具(日本のメーカーの現地産を含む)も大量に日本に入ってきています。

その家具の基材となるのがMDF(中質繊維版=木材を繊維状にほぐし、接着剤などを配合してボードに成型した繊維版の一種)です。もともと欧米において木質資源の有効活用を図るために発達しましたが、日本においても優れた品質特性から注目され活用されています。


続きは明日へ・・




0 件のコメント:

コメントを投稿