2014年8月23日土曜日

家具基材(MDF)のホルム濃度(1)

シックハウス対策として平成1571日から改正建築基準法が施行され、ホルムアルデヒドとクロルピリホスが規制されました。クロルピリホスは有機リン系のしろあり駆除剤で、居室を有する建築物への使用が禁止となり、ホルムアルデヒドを発散する建材は、使用面積に応じた制限がかかっています。

規制対象となる建材は、木質建材(合板・木質フローリング・パーティクルボード・MDFなど)、壁紙、ホルムアルデヒドを含む断熱材、接着剤、塗料、仕上塗材などで、JISJASなどの表示記号で、F☆☆☆☆・F☆☆☆・F☆☆と表示されています。

現在の住宅用建材や副資材は殆どがF☆☆☆☆を使用していますが、単体の建材ではF☆☆☆☆の基準に合致しホルムアルデヒドの放散は抑えられていますが、住宅全体で使用される建材の使用面積は、下地合板から仕上げ材まで含むとかなりの面積となり、場合によっては国の求めているホルムアルデヒドの指針値0.08ppmを超えてしまうケースも少なくありません。


日本ではこのような規制があり建材メーカーもそれに準拠して、各種建材を製造していますが、海外からの輸入資材にはこの規制がかかっていない資材もあり、室内の空気質悪化の原因ともなっています。


続きは明日・・


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