2014年3月8日土曜日

子どもの受動喫煙のリスク(3)

「子どものために禁煙する親」は多くないとのデータが書かれています。全国の母子10万組が参加する環境庁の「エコチル調査」では、「妊娠に気づいてやめた」母親は全体の13%。妊娠中期でも吸う母親は5%。父親の喫煙率も妊娠初期が47%、中期も46%とほとんど変わらないそうです。

たばこの影響で健康を損なったと思われる子どもたちを診てきた加治・静岡市保健所長のコメントです。「これだけ体や知能にダメージを与え将来の健康も損ねるたばこを、子供の前で吸うのは一種の虐待行為」と訴えています。

自治体の取り組みにも差があるようで、2011年に齋藤麗子・十文字学園女子大学教授が、政令指定都市と東京都内の全市区町村の児童公園の灰皿の設置について調査。回答のあった190自治体のうち2割が「灰皿が置かれた児童公園がある」とし、8割は禁煙の表示がなかったとの事です。

同教授は「灰皿」があった24自治体のうち、昨年末に追跡調査を行い、半分以上が撤去。された。声を上げることが大事です」としています。




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