2014年3月4日火曜日

子どもの受動喫煙のリスク(1)

31日の朝日新聞に「子供の受動喫煙のリスク」に関する記事が掲載されました。「受動喫煙」についてはこのホームページでも「たばことPM2.5」や「たばことペット」を取り上げた時、その与える悪影響についてお知らせしました。

たばこの煙りはPM2.5と同じです。厚生労働省の「最新たばこ情報」では、たばこからは3,044種類の、たばこの煙りからは3,996種類の化学物質を分離でき、そのうち1,172種類はたばこ及びたばこの煙り両方に存在していたとの報告です。
たばこの主流煙、副流煙に含まれる化学物質のうち、人体に有害なものは250種類を超え
発がんが謳われるものは50種類を超えると言われています。

朝日新聞の記事は更に「子どもの受動喫煙のリスク」に踏み込みでいます。

・たばこの煙りにさらされる子どもの「受動喫煙」につい海外では規制強化が進み、英国下院では、【子ども乗せた車の中での喫煙を禁じる】法律を可決した。
・子どもが受動喫煙で受けるダメージは体重当たりの呼吸量が大きく、有害物質をより体内に取り込んでしまう。成長期で細胞分裂も盛んなため、発がん性物質の影響を受けやすい。
・胎児への影響も深刻で、タバコを吸う妊婦が生んだ新生児の平均体重は、吸わない妊婦より200グラム前後少なくなる。
・一酸化炭素で胎児の脳が酸欠状態になり、脳の成長にも影響を及ぼす。幼児期の知能指数が46ポイント低くなるという報告や、注意欠如多動性障害(ADHD)の出現率が23倍になる報告がある。


この記事では、受動喫煙による子どもの発達途中の内臓や脳に対する有害物質の怖さを、述べています。無抵抗な子どもに対する最大限の配慮が必要です。


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